うさぎの抱っこは要注意!

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うさぎがかわいい!うさぎを飼いたい!という人の中には、「うさぎを抱っこしたい」と思っている人が多いのではないでしょうか?

でも、飼う前に知っておいてください。多くのうさぎは抱っこが嫌いです…。

それはなぜか?自然の中でうさぎは他の肉食動物に狙われる存在です。そんなうさぎが、自らの意思に反して足が地面から離れるということは、捕まったことを意味するのです。タカなどの猛禽類が大自然の中で小動物を捕まえる場面をテレビなどで見たことのある人は多いでしょう。捕まることの恐怖は、うさぎのDNAに記憶されているという説があるそうです。

つまり抱っこはうさぎにとって恐怖なのです。「え?でも動物園のふれあいコーナーで、うさぎを抱っこしてなでたりしているよね?」

ほっこりする場面ですよね。しかし、あれはうさぎの外敵がいない場所で、繰り返し抱っこされることで慣れてしまった、と解釈する方が私は正しいと思っています。

うさぎを飼ってみるとわかるのですが、抱き上げようとすると大抵激しく抵抗します。少しずつだんだん慣れてはきますが、それでも「抱っこは嫌なんだな」というのがわかると思います。だから、しょっちゅう抱っこするのは避けるようにしましょう。

じゃあ、どうやってうさぎをかわいがればいいのか?ズバリそれは「撫でる」ことです。

捕まるのが嫌いなくせに、意外にも大抵のうさぎは「頭を撫でられるのが大好き」です。なぜかは…わかりません!でも大好きです。特に鼻からおでこにかけて撫でてあげると、明らかに*うっとり*しています…。撫でるのをやめると「もう終わり?」と言わんばかりに「撫でを要求」してきます。時にはこちらの手の平の下に潜り込んでくるくらいです。撫でるのは幸せなのですが、だんだん手が疲れて痛くなってきます。うさぎを飼いたい!と思っている人は、どうかこの疲れ、この痛みを感じながら癒されていただきたい、と個人的には思っています。この際、ナデナデマシーンになってください。「撫でを要求」されるのは至福ですよ。

話が抱っこからそれましたが、抱っこは嫌い、とは言っても抱っこしなければならない場面は意外と頻繁に訪れます。

例えばケージを掃除する間、他の場所に連れて行くときや、キャリーに入れたいとき、爪を切ってあげたいとき、おなかや足の健康チェックをしたいときなど、結構多いです。抱っこの仕方は詳しくはまた説明したいと思いますが、私の場合、まず頭を撫でて落ち着かせ、素早く前足と首の間(人間でいうと肩のところですね)に上から手を当てて親指と人差し指で前足の動きを止め、もう一方の手でお尻を持って仰向けにひっくり返します。うまく行くとうさぎは仰向けで動きを止めます。この時、私の場合左手はうさぎの肩を下から親指と人差し指で支え、右手はうさぎのお尻を下から支えています。この状態まで素早くもっていけるようになると、爪切りや移動がしやすくなります。

ただ一点要注意なのは、「人間はしっかりうさぎを保定した状態で立ち上がらなくてはいけない」ということです。しっかり保定できずに立ち上がると、うさぎが暴れて床に落ちてしまい、骨折してしまうかもしれません。これだけは絶対に避けてくださいね。

抱っこは飼い主の練習が必要です。安全に、床から近い位置で、「撫で」を交えながら練習してください。うさぎの安全に十分気を付けて、楽しいうさぎライフを!

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